防火地域及び準防火地域外で、床面積が10㎡を超える増改築の場合や、防火地域・準防火地域に指定された地域でのすべての増改築について、「役所への届出（確認申請）」が必要です。

一般的な木家屋の構造による制限

木造在来工法の場合は、比較的自由な増改築が可能です。ただし、耐力壁と呼ばれる「筋交い」の入った壁や、2階との通し柱は取りはずすことはができません。2×4工法の場合は、壁で構造体を作っているので壁が撤去しにくく、在来工法よりプランの制限が多くなる傾向があります。鉄筋コンクリート・鉄骨造の場合は、木材の間仕切り壁は撤去できますが、コンクリートの壁（耐力壁）は撤去できません。また、給排水管がコンクリートやスラブを貫通している場合の水廻りの移動などには注意が必要です。

増築は、既存の家の状態や工事環境、増築する箇所（場所）によって違いが出てしまいます。

　したがって確実な費用は出しにくいのですが、ざっくりとした費用としてはこれぐらいの費用相場になっています。

木造住宅の1階部分を6畳増築した場合には約230万円～。

同じ増築でも２階に相築した方が高くなってしまいます

ただし、これはあくまで目安です。どのようなお部屋なのか、搬入やどうなのか、建て方に重機が必要かどうか等々で費用が大きくかわります。

建築条件でも違いが出てきますが、そんななかで一番費用変動があるのが屋根工事です。

部屋の用途によっては高さが必要ない収納などは既存屋根をそのままで軒下に屋根を作ることで費用はグッと抑えれますが、既存屋根まで葺き替えなどになれば費用は高くなります。

いずれにしても増築は、新築と違い既存の工事も必要なことが多々ありますので、お気軽にご相談下さい。